ピルの飲み方と役割を知ろう

第一世代ピルのメリットと概要

第一世代のピルの概要について説明します。
第1世代ピルは、黄体ホルモンとして一番最初に開発されたノルエチステロンを使用したピルです。
卵胞ホルモンの作用が弱いために、黄体ホルモン量が多くなる傾向があります。
第一世代のピルは、卵胞ホルモンの成分が弱く、黄体ホルモン量が多めに含まれている傾向があるため、服用した場合、妊娠している時のような吐き気や頭痛が見られやすいことが特徴です。
ピルが日常的に用いられている国であるアメリカで最もポピュラーなのは、この第一世代ピルとなっています。

ピルに使用される黄体ホルモンは、すべて人工的に作られており、プロゲスチンと呼ばれます。
一方で、天然の黄体ホルモンはプロゲステロンと呼ばれます。
第一世代のピルは人工的に作られたプロゲストロンを黄体ホルモンとして使用しています。
そのため、第一世代で主に用いられているノルエチステロンは、第一世代のプロゲスチンです。
以上が、第一世代のピルの概要です。

この第一世代で用いられている黄体ホルモンであるノルエチステロンはアンドロゲン作用(男性化症状)が少ないことから、穏やかに身体に対して作用するというメリットがあります。
男性化症状とは、ニキビができやすくなったり、多毛症になったりと、男性としての特徴が体に出てくる作用のことを言います。
第一世代から第三世代で用いられている黄体ホルモンは男性ホルモンをもとにして人工的に生成されたものなので、アンドロゲン作用が出てしまうことがあります。
第一世代のピルは、このアンドロゲン作用が比較的少ないというメリットがあります。

第一世代のピルは、月経時の出血量が減りやすく、月経困難症のコントロールに優れ、子宮内膜症の治療にも用いられほど効き目が良いことが最大のメリットです。
現在日本で主に用いられている第一世代のピルは、オーソMとシンフェーズTが有名です。
特に、子宮内膜症の治療には、オーソMがよく使用されています。

オーソM-21は保険適用内?

第一世代の代表的なピルであるオーソM-21は第1世代、1相性のピルです。
黄体ホルモンであるノルエチステロンの量が一定量(1mg)のものが、1相性のピルと呼ばれます。
他のピルと比較した場合に、子宮内膜の増殖を抑える効き目があり、出血量を大幅に減らすことができるというメリットがあります。
オーソM-21最大の特徴は、この子宮内膜の増殖を抑えるという点にあります。
そのため子宮内膜症の治療にもよく使われています。
さらに、生理痛にも効き目があるため、子宮内膜の増殖によって生じる月経困難症などによって、生理の際の痛みがひどい場合にもよく利用されています。

オーソM-21は、1日1錠、決められた錠剤を決められた順番で毎日一定の時刻に服用することが基本となります。
オーソM-21は、21日型の製剤ですので、21日間服用した後,7日間休薬することが必要となります。
オーソMには、他にもオーソM-28というピルがあり、28日型の製剤は、28日間連続で服用します。
7日分の薬剤は偽薬となっています。
このピルの場合には、28日間を1周期として,29日目から次の周期の錠剤を服用することが基本となります。

通常、ピルを妊娠を避けるという目的で利用する場合には保険適用外となります。
ただし、処方理由によっては保険の適用内とすることも可能です。
オーソM-21が保険適用内となる処方理由は子宮内膜症の治療に用いられる場合です。

しかし、オーソM-21は、製薬会社の都合によって平成29年1月をもって製造・販売が中止されています。
これまでオーソM-21を利用していた方は、医師に相談して、症状にあった適切なピルを代替品として服用するようにすることが大切です。