ピルの飲み方と役割を知ろう

第三世代ピルの成分とメリット

第三世代のピルは、効き目をキープしたままで今までの問題点に対して改良を重ねた、非常に画期的なピルです。
1980年ごろから、第三世代のピルが使われていますので、もう35年以上使われています。

今までの悩みというのは、アンドロゲン作用です。
アンドロゲン作用は、男性化作用とも言われている作用で、毛深くなったり太りやすくなったりニキビができたりします。
女性にとっては非常に嫌な作用なので、今まではこのアンドロゲン作用が悩みの種でした。

しかし第三世代のピルは、新しいタイプの黄体ホルモン(プロゲステロン)であるデソゲストレルを成分とすることで、この男性化作用の悩みを解決してくれました。
ピルに含まれる卵巣ホルモン(プロゲステロン)には、ニキビを悪化させたりニキビをできやすくする作用がありますが、プロゲスチンという卵巣ホルモンは、ニキビを悪化させたりできやすくする作用が少ないことが判りました。

プロゲスチンの中でもとりわけデソゲトレルは、ニキビを悪化させたり作ったりする作用が少なく、このデソゲトレルを成分としたピルを開発したことで、逆にニキビの治療にも使えるようになりました。
毛深くなるという悩みや太りやすくなるという悩みも解決しています。
海外では毛深い人への治療にも使われています。
今までは、女性泣かせだった問題点をスッキリと解決してくれました。

この画期的なピルである、第三世代ピルの代表的なものがマーベロンです。
マーベロンは21錠全てが含有するホルモンの量が同じ1相性なので、シートのどの錠剤を呑んでもOKです。
飲み間違うという心配もなく使いやすいというメリットがあります。
生理開始から21日間毎日1日1錠を服用すればOKで、その後7日間が休薬期間になります。

また、不正出血を起こしにくいというメリットもあります。
生理ナプキンの用意のない時に不正出血になり、下着やスカートなどを汚してしまって困ったという経験がある人もいるでしょう。
これも女性には嬉しい改良点です。
現在、マーベロンは非常にポピュラーに使われているピルの1つです。

マーべロンはニキビの治療にもなる?

マーベロンはニキビの治療にも使われています。
それは、ニキビの中にはホルモンバランスの乱れが大きく影響しているタイプもあるからです。

思春期を迎えると男性ホルモンの分泌が活発になって皮脂腺の分泌が増えます。
すると、毛包に皮脂が詰まりやすくなります。
思春期のニキビは、このタイプが大半です。

一方、大人になってからできるタイプは、ホルモンバランスの乱れが大きな原因です。
男性ホルモンによって皮脂腺の分泌が活発になり、皮膚の常在菌であるアクネ菌が毛穴のつまりとなって増殖することが原因です。

ピルでニキビが治るのかと、疑問に思うかもしれませんが、ピルを服用するとエストロゲンを補充することになり、結果的にニキビを作るホルモンであるテストステロンが減少します。
ホルモンの影響が大きいタイプでは、皮膚科でもピルによる治療が行われています。

今までの皮膚科でのニキビ治療は、男性ホルモンの分泌を抑えたり、皮脂の分泌を抑えたり、抗生剤でアクネ菌の増殖を抑えるなどの治療を行っていましたが、近年は第三世代ピルを使った治療も行われるようになってきました。

ニキビの改善に必要なエストロゲンは20μgと考えられていますが、マーベロンにはこのエストロゲンが30μg含まれています。

特に第三世代ピルによるニキビ治療が向いているのは、20歳を過ぎてからや大人になってからニキビができたりニキビが悪化した人、月経不順がある人や月経周期に伴ってニキビが悪化する人、顔だけではなく胸や背中などの広範囲にニキビができている人、などがあげられています。

約93%の人に改善が見られたというデータもあり、今までの治療では良くならなかった人も改善しているケースが沢山あります。

顔にできるニキビは女性にとっては何かときになります。
そんな悩みを解決してくれるマーベロンは、今まで以上に女性の強い味方となりそうです。