ピルの飲み方と役割を知ろう

第四世代のピルのメリットは副作用が少ない

第四世代のピルは、ドロスピレノン(DRSP)とエチニルエストラジオール(EE)を主成分としたピルです。
現在最も新しい世代となっています。
この第4世代では「ヤーズ」と「ヤスミン」、「クリザンタ」が代表的なピルとなっています。
第四世代のピルは、他の世代のものと比較して、にきびや吹き出物に効き目がある、あるいは利尿作用でむくんでしまうということも少ないという特徴があります。
さらに、ホルモンバランスの変化による体重の増加が少ないことも特徴です。
これまでの世代のものが身体に合わない人でも副作用が抑えられているため使用できるというメリットがあります。

第四世代のピルが主成分としているドロスピレノンは、これまでの世代のものとは異なり副作用が格段に少ないことが特徴です。
この第四世代は、卵胞ホルモン(ドレスピレノン)の含有量が20μg未満と非常に少ないことを特徴としているため、他の世代と比較してピルを服用することによって発生しがちだった副作用の発生を格段に減らすことが可能となっています。
特に、アンドロゲン作用という男性化が生じる可能性が全くありません。

これまでの世代のピルは男性ホルモンを元に合成してきた薬剤でしたが、第四世代のピルは利尿ホルモンから合成されています。
そのため、それまでの世代で問題視されてきた副作用が発生しにくく、ニキビの改善に至っては、とても高い効き目を持っています。
副作用が非常に少ないという点が、第四世代のピルを使用するメリットです。

ただし、日本で第四世代のピルが使われる機会は、月経困難症の改善に用いられる場合がほとんどです。
海外では避妊を目的として第四世代に属するピルを処方することもありますが、日本では避妊を目的として処方されることはありません。
それは、黄体ホルモン(エチニルエストラジオール)の含有量が極めて少ないからです。
この成分が少ないため、他の世代と比べて副作用を格段に抑えることができているわけですが、その分避妊に対する効き目が薄れています。

ヤーズは避妊よりも月経困難症に処方されることが多い

第四世代のピルの中でも代表的なピルはヤーズというピルです。
ヤーズは、ドイツの製薬会社であるバイエル薬品が製造販売しているピルです。
ヤーズは、エストロゲンという女性ホルモンが従来のものより成分として少なく配合されており、成分として用いられている黄体ホルモン(ドロスピレノン)そのものは、女性の体内で生成されるものとかなり近い働きを持ったものによって作られています。
そのため、従来のピルと比較して、かなり副作用を抑えることができるというメリットがあります。

また、ヤーズは健康保険が適用される、数少ないピルの一つです。
ただし、保険の適用対象となるのは、月経困難症を治療することを目的とする場合のみであることに注意が必要です。
処方理由が月経困難症の場合のみ、健康保険が適用されるため、比較的安い値段で購入することができます。
もし、避妊を目的として処方を希望した場合は、自由診療として扱われることになります。
海外では避妊目的で認可を受けていますが、日本ではされていませんので注意が必要です。

そのため、ヤーズが処方される場合のほとんどが月経困難症の改善を目的としたもので、避妊目的で処方されることはほとんどありません。
月経困難症の抑制や、月経困難症に伴う乳房の張りや痛みが軽減されることを処方理由として、日本ではこちらの用途で多く処方されているピルです。

ヤーズの主成分の一つであるドロスピレノンは、従来のピルのように男性ホルモンから合成されず、利尿ホルモンから合成されています。
そのため、より体内の黄体ホルモンの働きに近く、従来、副作用として挙げられていたむくみについても、排尿が促進されることによって減少され、体重の増加にも不安がなくなったというメリットの多いピルです。